
産地物語~ シルクロード(Silk Road) 、トルファン(TURPAN)
シルクロード、日本人なら一度は聞いたことがあるはず。それは名前の通り「糸の道」。 MUKASHI 東の文化や特産物を西へ、そして西の文化や特産部を東へはこび、世界的な文化経済交流の拠点となり、輝いていた砂漠の道である。
トルファンとは、このシルクロードの有名なオアシスのことである。そこで暮らしているのはトルコ系のウイグル人です。

トルファン・・・そのシルクロードの十字路に、天山山脈の雪解け水を生活用水として使い、厳しい自然とたたかいながら、2000 年も前からぶどうの生産に従事し、「ぶどうの里」と呼ばれたオアシスです。実は、知っている者ぞ知る、世界的ぶどうの名産地でもあります。

世界的ぶどうの名産地?! ではなぜ?
トルファンの地理的気候にその美味しさのわけがあり・・・トルファンはウイグル語で「くぼんだ土地」という意味で、海抜マイナス154 m、世界で死海に次ぐ2 番目に低いところです。トルファンの別名は「火州」、その名のとおり夏の平均気温は45 度もありますが、夕方になると一気に気温が下がり、その温度差は20 度以上に達します。この激しい温度差こそトルファンで最高のぶどうを育てています。
風の干しぶどう(天然グリーンレーズン)はどうやって作られているのでしょうか?その製造工程を見てみましょう。






もちろん、緑の粒もあれば黄色い粒もあります 色の違いは、糖分により決まる

実は、この人の手に目視選別、大変な作業である。一人の女性が朝から晩まで頑張って選別すると、10㎏~15㎏くらいできる。黒っぽいものや、枝が刺さったもの、粒が小さいものなど選別で除かれ、最終的な製品になる。
1㎏の生ぶどうからできる「風の干しぶどう」はどれくらい???
答えは:「 120g 」です。
1㎏の生ぶどう=200g 約5分の一の干しぶどうになる。 で、そこから目視選別され、最終製品になるのは6割くらい

「風の干しぶどう」はどのように食べればいいの?
①ヨーグルトや各種サラダ(かぼちゃサラダ、人参サラダなど)におすすめ ②クルミのようナッツ類と相性が良いので合わせて食べる。 ③パンやケーキ(ホットケーキ、フルーツケーキ)の材料としてもOk ④そのまっま、おやつとして美味しく食べられます。
ヨーグルトやサラダに使う場合のコツがあります:
ザルでさっと洗ってから水気を切る ⇒ お鍋にぶどうが浸るくらいのお湯を沸かしてからぶどうを入れて1分くらいゆでる ⇒水気を切る ⇒きれいなタッパに移して冷蔵保管してください。
それを、使う場合にはきれいなスプーンを使い、適量使いましょう。 生のぶどうのようなプリッとした歯ごたえ、このフレッシュさはとてもおいしいです。ヨーグルトやサラダなどに使ってみてください。
干しぶどうを年間10万トン以上つくるトルファンでも、こちらの「風の干しぶどう」は年間わずか10数トンしか作れません。私たちは、実家の畑も含め、あとは数件の契約農家によってこちらを作っております。
量が限られているため、日本ではどこのお店にもあるようなものではありませんが、老舗の小売店、デパート、自然食品店、こだわりパン店や洋菓子店などに扱っていただいております。
現地で作ってきた私たちが日本に輸入し、直接販売していますので、どうぞご安心して食べて頂ければ、お店で扱っていただければと存じます。